相続放棄したのに実家の片付けってできるの?できる場合と
相続放棄したのに実家の片付けってできるの?できる場合とできない場合を解説します
「相続放棄したのに、実家の片付けってできるの?」
相続を放棄した場合、実家の片付けはできるのか、という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、原則として相続放棄をした場合は、実家の片付けはできません。
この記事では、なぜ相続放棄後に実家の片付けができないのか、その理由と例外的なケースについて詳しく解説します。
なぜ相続放棄後に実家の片付けができないのか?
相続放棄とは、相続の権利を放棄することで、相続財産を受け取らないことを意味します。しかし、実家の片付けを行う行為は、相続財産を管理・処分する行為とみなされる可能性があり、結果として相続を承諾したことになってしまうからです。
相続放棄後に実家の片付けをしてしまうとどうなる?
- 相続放棄が認められない可能性: 相続財産を処分したとみなされ、相続放棄が認められなくなる可能性があります。
- 債務も負うことになる: 相続財産には、不動産だけでなく、借金などの負債も含まれることがあります。相続放棄をしても、債務を負うことになります。
相続放棄後でも実家の片付けができるケース
- 明らかにゴミとみなせるもの: 生ごみや燃えるゴミなど、明らかに価値のないものは処分しても問題ありません。
- 家庭裁判所の許可を得て: 家庭裁判所の許可を得て、遺産管理人を選任し、その指示のもとで片付けを行うことができます。
相続放棄後の実家の片付けはどうすれば良い?
相続放棄後、実家の片付けが必要な場合は、以下の方法が考えられます。
- 専門業者に依頼する: 遺品整理業者などに依頼することで、手続きや作業をスムーズに行うことができます。
- 自治体に相談する: 自治体によっては、空き家対策に関する相談窓口があり、アドバイスを受けることができます。
まとめ
相続放棄をした場合、原則として実家の片付けはできません。しかし、状況によっては、例外的に片付けを行うことができる場合もあります。
相続は複雑な問題であり、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。弁護士や司法書士に相談することで、適切な手続きを進めることができます。
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