空き家でも家賃は発生する

空き家でも家賃は発生する

空き家のほとんどが持ち家ですが、賃貸という場合もあります。

賃賞の場合は、だいたい、急いで遺品整理をします。私たち当社にも、明確に「月末までにお願いします・清掃もお願いできますか？」といったご依頼があります。その理由は、家賃が発生するからです。

当然あわてて片づけを行うことになります。すると後々、「あのとき、あわてて何もかも捨ててしまったけれども、やっぱりもう少し残しておいたほうがよかったんじゃないか・・・・・・」とあとで後悔する人もいるかもしれません。

ある日突然何があるのかわからない部屋を片づけることになって、さらに期日が決まっていて時間がないとなれば、残すモノを考える余裕がありません。一切合財捨ててしまうという方が多いのが実情です。

そうした状況が逆の心理状態をもたらすこともあります。

「急いで片づけてしまうと、後悔するような気がするから」

「できることなら親が住んでいた部屋をそのままにしておきたい」

「ゆつくり片づけようと思つても、実際には進まない」という気持ちが重なって、片づけられずにただ家賃を払い続けるというケースです。

見積でお伺いした京都市の現場は、借家で1年以上手付かずの状態でした。このままではいけないと依頼主の娘様がお母さまを説得されました。

この部屋は１年間以上空き家になっていました。お母さまも「なんとかしなきゃいけない」とは思っていたはずなのですが、部屋に触らず、家賃だけを払い続けていたのです。