空家が増えています。
空家問題
空き家とは、誰も住んでいない住宅のことです。
総務省によると、2013年の時点で全国の空き家は約
820万戸、全住宅の13・5パーセント、およそ7戸に1戸が空き家という状態です。
では、空き家はなぜできて、増え続けるのでしょうか?
その理由は、居住者がいなくなった後、売却も賃貸もされていないから1つまり、放置されたまま
の実家が増えていることが大きな要因です。
そして少子高齢化、核家族化によって、ひとり暮らしのお年寄りがますます増えています。空き
家予備軍の増加、なおかつそれらが放置される可能性が高いことから、10年後にはさらにぐっと
増えると予想されるのです。全面施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」
2015年5月に、危険な状態にある空き家の所有者に対し、市町村等の行政が修繕や撤去を命令
できる「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全面施行され、各地で行政による取り組みが
本格化しています。
この法律は、簡単に言ってしまえば、「危険な状態の空き家が放置されている場合、行政が持
ち主を探して連絡をとり、なんらかの対応をするように指導できる」というものです。
たとえば戸建ての空き家の庭木が道路に伸びて、そこを通るクルマのじゃまをしている場合、事
故を誘発する危険性があります。あるいは、隣接する空き家が傾いていて、大きな地農がきたら
倒壊しそうだが、持ち主がわからないといった場合。行政が必要だと判断すれば、持ち主を探し
て指導し、最終的には解体まで代執行ができるようになったのです。
また、不動産業者を仲介せす、空き家を貸したい、売りたいという所有者と、移住や定住を希
望している人や在住の人とのマッチングを行う、空き家バンクという仕組みを取り入れる自治体
も出てきました。一方で、リフォームやリノベーションをして再活用しようとする動きなどもあ
ります。
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